かじこ の 日々
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【日誌】7月12日  夏とサザンと障子張り。
出石町に、かじこというスペースがあるように、
同じ岡山の吉永町という田舎の方に、menpei荘というスペースがあって、私はそこに住んでいる。


menpei荘に最近よく集まってくれる大学生たちが、自発的に、かじこへ行こうと企画していた。
私はそれに便乗するかたちで、少しだけ久しぶりにかじこへ足を運ぶ。


共有スペースとなる屋根裏の掃き掃除と、米糠での拭き掃除。
障子・襖の張り替え。


menpei荘で出会った学生チームが、かじこでも更に交流を深めている様子を
喜ばしい心持ちで眺めつつ、ガラス作家ののんちゃんの元で、私は障子の張り替えを担当する。


のんちゃんの作業の進め方と視点は、職人そのもので、
大雑把な自分の心がきゅっと引き締まる想いで、緊張しながら糊をひいていった。



道路に面した場所で作業を進めていたから、近所の方がよく声をかけてくれていた。
「時間のあいた時でええから、うちもやって」
彼女の元にはそんな声が絶えず届き、「やるやる」と気持ちよく応えている。
都会だと思っていた出石でも、こういうコミュニケーションが当たり前のように存在しているんだ。
尚のこと若者の少ない吉永で、若いからこそ出来るよろずのことを
代行していこうと考えているけど、障子張りも需要があるな。
代行するなら、ただやるだけじゃなくて、丁寧さも忘れてはならないと、勉強になった。


予想以上にたくさん張り替えられた。
ずっとBGMに流れていたサザンを聞くと、障子のことを思い出しそうだ。
そう言ったら、「『夏とサザンと障子張り』っているタイトルでエッセイ書けばええが」と、のんちゃん。



大学生はほとんど午前中で勉学に戻っていった。
最後まで残った1人と、その彼氏がご飯をつくってくれていた。
最近つき合いだしたばかりという2人を、私たち大人は冷やかす目的で
「いつ晩ご飯できるかわからんな」と笑って、
主婦である私が準備に割り込んだ。
1日着ていた割烹着がやっと生きた瞬間。


土曜日にmenpei荘で行ったそば打ちイベントの時に余った、こだわりのダシと、
menpei畑で採れたジャガイモをおみやげに持って来ていて
晩ご飯にそれが生かされた。
ジャガイモは蛇谷がおいしいと気に入ってくれていた。


昼前から仕事だった三宅君は、頑張って予定より少し早く帰って来れていた様子。
障子の張り替えがほとんど終わったから、蛇谷の気も少し軽くなっていたようだ。
オープンまでもうちょっと。
皆で舵取りをする「かじこ」だけど、この2人のプレッシャーは大きいんだろうな、と想像。
それでも、絶対大丈夫。
舵取りしてくれるスタッフや、ここに足を運んでくれるゲストは
間違いなく心地良い空気を持った人たちばかりだと思うから、
自ずとこの場所も心地よい空間が生まれてくる。

場づくりはそういうものだと思う。


(もめ)
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# by kajicohouse | 2010-07-13 10:58 | スタッフ日誌